
1.饗宴の儀礼。
一献を3回繰り返す事。元服、婚礼等の祝典で行われた。
式三献、三々九度の杯ともいう。
*一献 : 三杯の酒を肴とともに勧めること。
一・二杯目は少なめに注ぎ、3杯目は多く注ぐ
*度 : 一杯の酒を勧めること
2.出陣式・帰陣式で行われる儀式
縁起が良い3品(打ち鮑・勝栗・昆布)を肴にしてゲンを担いだ。
打ち鮑・昆布は5本(御本意にかなう)、勝栗は7つ(より多く勝つ)とされた。
善は白木の三方か折敷。また、酒・肴を口にするのは全軍を指揮する総大将のみである。
出陣・帰陣で、肴を取る順番が異なる。
出陣式 : 打ち鮑→勝栗→昆布 (敵に打ち勝ち喜ぶ)
帰陣式 : 勝栗→打ち鮑→昆布 (このいくさに勝ち、この敵を打ち、喜ぶ)
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