加藤村の馬借、喜六・清八・源兵衛の名前の由来となっている、上方落語の登場人物。
主に3人とも、大阪の若い衆で職人設定。江戸落語で言う所の、熊さん八っつぁん的ポジション。
一緒に旅に出る噺が多い。定番は「宿屋仇(東の旅)」「西の旅」など。
〇喜六
うっかり者。ボケ担当。
ひとりで登場する場合は、甚兵衛という長屋のおじいさん(学園長のような人物)が大抵相手役。
3人の間での呼び名は「喜ィ公」「きーやん」。
〇清八
しっかり者。ツッコミ担当。喧嘩っ早い一面も。
喜六のやや兄貴分的存在で、ふたりがセットで登場する話が多い。
3人の間での呼び名は「清やん」
〇源兵衛
まれに登場する、2人の兄貴分。格好つけ。まとめ役。
3人の間での呼び名は「源やん」
源兵衛が、格好を付けてある事ない事自慢話を始め、喜六は源兵衛の話を信じ込むが、
清八には、話の所々で突っ込まれてしまい、誤魔化しているうちに、だんだんボロが出てくる。
という流れが定番。
*上方落語 : 大阪・京都を中心に発達した落語。基本的に大阪弁で語られる。はめもの(三味線・鳴りもの等)や、見台(机)・膝かくし(衝立)・小拍子木などの小道具を使用するのが特徴。
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