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小春日和。

落乱の小ネタをなんちゃってで調べようとした何か

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首実検:六相・首供養

「父上がいっていたんだ 片方の目だけをあけて 横目でにらんで歯噛みしている顔は 不吉な顔だって」
(落乱33巻33頁 笹山兵太夫)
〇六相
敵将の首の相によって吉凶を占った
 ● 仏眼 : 両目を閉じたもの         →  吉
 ● 天眼 : 両目が上を向いているもの   →  凶(甲州武田家では吉)
 ● 地眼 : 両目が下を向いているもの   →  吉(甲州武田家では凶)
 ● 右眼 : 両目が右を向いているもの   →  味方に吉
 ● 左眼 : 両目が左を向いているもの   →  敵に吉
 ● 凶相 : 片目横目(左眼?)で歯噛み  →  首供養を行い凶兆を払う(大将には見せない)


〇首供養(首祭り)
自分が討ち取った者を弔うための法要で、普通、
ひとりで敵の首を33個とった時、または、母衣を着けた武者を討ち取った時に行う。
僧を招いて読経をしてもらい、21日間の精進をして首塚を築く。


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首実検:首の持ち方


「首を持ち上げるときは 左手の親指を首の左耳に入れ 残りの指であごをかかえて・・・」
(落乱42巻221頁 斜堂影麿)

…首をお目にかくる人、首を首板にすえ、右の手にて首の髻(もとどり/頭髪を束ねたもの)を提(さ)げ、左の手を首板の下に入れて、首板にて首を受けて持って出て、御前通りにて、門外または幕を巻き上げたる所の外にて坐す。さて首板を下に置きて、左の手をば首の耳の中へ大指をかけ、残る指にて腮(あご)をかかえ、右の手は頬より腮をかかえ、首を少しあおのけ、少し左へひねりて持ち上げ、首の右側を(大将に)お目にかくるなり…
(軍礼抄)

首実検 (くびじっけん)

「討ち取った敵の首を大将自ら検査することを首実検というよ」
(落乱42巻 221頁 解説)

 討ち取った相手の首を証拠として持ち帰り、それを認定して記録することの総称。討ち取った首は論功行賞の第一の証拠品、戦果の確認となった。室町時代初期頃から首の取り扱い方、記録、実検方法、相手方への送り返し方など、細かく首に対する儀礼が明文化された。

首に対する礼として、
「対面」 : 大将、貴人、高位の者
「実検」 : 物頭、諸奉行級の馬上の侍
「見知る」 : 徒立の葉武者
と、討たれた相手の身分によって呼び方を変える場合もあった。

寺、または張幕中で武装して検分する。

使番・馬廻 (つかいばん・うままわり)


殿の使番(伝令将校)     (落乱33巻186貢)

〇馬廻(うままわり)
 馬廻衆・馬廻組とも。主君のまわりを警固する役職で、家臣団の中核となる武将。要は親衛隊。合戦時には本陣を固める騎馬隊となる。騎馬の機動力を生かして、敵の退路を遮断したり負け戦の際、大将の退路を確保する役割を担った。もともとはただ主君の馬側に付き従う人を指したが戦国期になると特定の顔ぶれが定まり職名にもなった。


〇使番(つかいばん)
 戦時に伝令・巡察や敵陣への使者などの役についた者のこと。馬廻りから選ばれた(?)。合戦の際、大まかな命令は陣太鼓や法螺貝によって伝えられたが、細かな命令の伝達は騎馬武者が担った。単騎で戦場を駆ける使番は、一目で伝令と分かるように、指物や、目立つ色の母衣(ほろ)を着用した。家中の中でも馬術巧みで武勇に優れ、状況判断能力に富んだ若者が選ばれる、若武者憧れの役職。



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  小ネタが多すぎて追いつかない。
  映画ネタも入れたいという願望。

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