「首を持ち上げるときは 左手の親指を首の左耳に入れ 残りの指であごをかかえて・・・」
(落乱42巻221頁 斜堂影麿)
…首をお目にかくる人、首を首板にすえ、右の手にて首の髻(もとどり/頭髪を束ねたもの)を提(さ)げ、左の手を首板の下に入れて、首板にて首を受けて持って出て、御前通りにて、門外または幕を巻き上げたる所の外にて坐す。さて首板を下に置きて、
左の手をば首の耳の中へ大指をかけ、残る指にて腮(あご)をかかえ、右の手は頬より腮をかかえ、首を少しあおのけ、少し左へひねりて持ち上げ、首の右側を(大将に)お目にかくるなり…
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