〇四国八十八ヶ所(四国巡礼)・お遍路さん
弘法大師(空海)に縁のある四国の八十八ヶ所の札所。
他の巡礼地と異なり、四国八十八ヶ所を巡ることを特に遍路と言う。また、巡礼者は「お遍路さん」と呼ばれる。
平安時代ごろ、四国は修験者の修行の地であり、空海も四国で修行を行った一人であると言われている。後に、修行僧らが大師の足跡を辿って遍歴の旅を始めたのが、四国遍路の原型とされる。
当初、落乱は忍者ものではなく、お遍路ものにしようとしていたのだとか。
〇西国三十三所巡り(西国巡礼)
近畿と岐阜に点在する観音霊場。日本で最も古い霊場巡り。
西国巡礼の御朱印は、閻魔大王の宝印とされ、全て集めると極楽浄土へ行けるとされた。
「はじめての西国三十三所巡り」という番組で尼子先生がテレビ出演していた。第一番札所のご本尊にうっとりとのこと。
〇札所
霊場。巡礼で参拝する寺社のこと。
大昔、自分が納経したという印に、札を寺院の建物に打ち付けたことから(札打ち)。後に札を打ち付けずに、建物に貼り付けるようになったが、現在は建物が痛むなどの理由で行われない。
〇御朱印
もともとは、各霊場で巡礼者が写経・読経を奉納(納経)した印として頂くもの。
朱印を頂く御朱印帳も、納経帳というのが正式な呼び方。現在は、参拝して朱印料を納めるだけでも頂くことが出来るが、一部納経を原則とする寺院も存在する。また、神社でも頂ける。
内容は以下の通り


札所印 : 右肩にある印。霊場巡りの札所番付
宝印 : 中央にある印。霊場のご本尊を表す
寺印 : 左下にある印。御朱印を発行する寺院の印章
墨書 : 御朱印を発行する寺院名が墨書きされる
四国八十八ヶ所ではご本尊の梵字が墨書きされる場合もある。