42巻で会計委員がしている食前のことば。
天台宗の食前のことば。仏教では、食事も修行の一つと考えられているため、宗派によって多少の差異はあるものの、食事作法(じきじさほう)が存在する(これを斎食儀/さいじきぎ と言う)
会計委員がしているのは、天台宗の一般向けに簡略化された食事作法。(「仏祖の加護と衆生の恩恵によって」は省略)キャラクターブック天之巻の「忍術学園の一日」では潮江文次郎が食後のことばを唱えている。ちなみに、天台宗の本式の数珠の珠は「そろばん珠(平珠)」である。
(食前のことば)
われ今幸いに、仏祖の加護と衆生(しゅじょう)の恩恵によって、この清き食(じき)を受く。
つつしんで食の来由をたずねて、味の濃淡を問わず、その功徳を念じて、品(しな)の多少をえらばじ。
いただきます。
(食後のことば)
われ今、この清き食を終りて、心ゆたかに力身に充つ。
願わくは、この身心(しんじん)を捧げて己(おの)が業(わざ)にいそしみ、誓って四恩(しおん)に報い奉らん。
ごちそうさま。
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